先日、「ELDEN RING NIGHTREIGN」の「復讐者」のスキンとアクションを「ELDEN RING」に導入できる『Revenant Moveset』というMODを紹介した
このMODと同じ制作者さんによる「レディ」版が公開されていたので、これは見逃す訳にはいかない
という訳で早速やっていきましょう
今回導入したのはこちらの『Duchess Moveset』
ただしこちらのMOD、公開されたばかりのMODということもあり、色々難点があった
まず、「NIGHTREIGNのレディのようなステップ回避ができる」とのことだったが、連続入力ができない
要はレディのような2連続ステップが繋がらず、単発のステップ回避しかできない
かつ、移動の時何か動きがカクつく
2連続ステップができないと「レディ」になったとは当然言えないので、『Duchess Moveset』だけでなく、アクション部分についてはこちらのMODのデータを拝借した
『Duchess dodge and dagger moveset port』
これは「レディ」の回避と短剣モーションを「ELDEN RING」に導入できるというもの
モーションだけに焦点を当てれば、こちらの方が優秀なMOD
こちらを導入することで、完全に「レディ」のモーションを再現できるようになった
あと一つ気に食わないのが、「復讐者」MODの時は衣装はデフォルトのものだったのに、こちらはなぜか衣装が「暗黒」
わかってないな〜、「レディ」はデフォルトの衣装こそ至高
異論は認めない
という訳で、衣装だけこちらのMODのデータを拝借
『Duchess (Nightreign)』
こちらはMODの定番とも言える、キャラの見た目だけを変更するタイプのMOD
そうそう、これがええんよ
『Duchess Moveset』に他のMODのデータを借りてちょこちょこ編集することで、ようやく理想通りのMODになった
狭間の地に降り立つ「レディ」
ステップ回避も「レディ」特有のバックステップも見事再現
良いよいいよ〜
ここからどんどん攻略を紹介していきたいところではあるのだが…
ここで今回の記事の根幹を揺るがすような大問題が発生
この記事を執筆している7/11現在、公開からわずか2日で『Duchess Moveset』MODにアプデが来ていた
仕事が早いのは素晴らしいけど、タイミング悪すぎんよ〜
こっちは7/10の内に一周目の攻略を終わらせて記事素材を集め終わってんのよ…
ちなみに便宜上、7/9の初回公開時のものをver.01、7/11のアップデート版をver.02とさせてもらうと、違いはこんな感じ
ver.01
- 移動速度はバニラとほぼ同じ
- 移動がカクつき、ステップ回避は1度だけ
- 高所から落ちると普通にYOU DIED
ver.02
- 移動速度がかなり向上しており、通常移動が◯ボタンダッシュ並、◯ボタンダッシュがトレント並に早い
- 移動のカクつきが改善されており、ステップ回避も2回繋がるように修正
- 高所からの落下ダメージ無効
- 短剣パリィのパリィ受付時間が延長
- ステップ回避の無敵フレーム数が向上
あと、「Nightreign」における「レディ」の固有アーツ「フィナーレ」について
もちろん「Nightreign」でやってるような固有モーションは無く、初期装備から魔術「見えざる姿」を所持してるので、そちらで姿を見えにくくすることで代用するといった感じ
ただ、ver.01の頃から説明には「フィナーレを使用して、大盾を装備した幻影の仲間で敵を混乱させます。」とあったが、幻影の仲間は出てこなかった
ver.02で試してみたところ、たしかに大盾を持った謎のキャラが現れたのを確認
加えて、ver.02からデフォルトで足音が消える効果が付いてるようで、ver.02になってより完全に敵の視界から消えることができる「Nightreign」の「フィナーレ」を再現できてるように思う
ちなみにスキル「リステージ」についても、あれを「ELDEN RING」本編で再現するのは至難の技なので、もちろん未実装となっている
ver.02になったことで、移動速度の向上と落下ダメージ無効が付いたので、これでようやく以前紹介した『Revenant Moveset』と同じような操作感になり、サクサク攻略できるようになったかなといったところ
逆に言うと、ver.02では落下ダメージ無効を利用した「王都ローデイル」への不法侵入が使えるので短時間攻略が可能だが、ver.01では極々普通の攻略になってしまった
なので、普通の攻略の様子を記事にしても面白くないので、攻略の様子はダイジェストでお送りしつつ、気になった点を掘り下げていこうかと思う
以前の『Revenant Moveset』でも同じことを思ったが、「Nightreign」でのゲーム体験を「ELDEN RING」に取り入れたいと試行錯誤してるのはわかるが、とにかくレベル・難易度調整がよろしくない
『Revenant Moveset』では初期レベルが120だったが、
今回は30
しかし、30というレベルにしては各ステータスがおかしなことになっており、すべてのステータスを合計すると130相当
これは「Nightreign」でいうところの「コモン」「アンコモン」「レア」「レジェンド」と4つある武器レベルの内、「レア」くらいまではすぐに使用できるようにしたいという思惑があってのことかなと思う
一方、レベルが120となるとレベルアップに必要となるルーンの量も増えてしまうので、『Revenant Moveset』では敵からの取得ルーンがとんでもないことになってた
「王都ローデイル」の中ボス、「最初の王、ゴッドフレイ」で取得ルーンは100万以上
これで使いたい武器・魔術・祈祷の要求値までどんどんレベルを上げてねってことなんだとは思うが、レベルが上がりすぎるので単純に全編通してヌルゲーになってしまった感がある
今回の『Duchess Moveset』では、ヌルゲーを回避するためかこの異常な取得ルーンは撤廃されている
…だけなら良かったんだが、なぜか取得ルーンが半分になる仕様になっていた
通常50万ルーン取得できるはずの「エルデの獣」ですら、取得ルーンは25万ルーン
この仕様により、今度は初期レベルが30とはいえ、とにかくレベルが上がらない
今回、「Nightreign」での攻略を再現したかったので、武器は短剣縛りにして、魔術は「Nightreign」でも強いとされている
- カーリアの速剣
- 古き死の怨霊
- 砕け散る結晶
- レナラの満月
を集めながら攻略していった
が、とにかくレベルが上がらないので「砕け散る結晶」ですらようやく使えるようになったのがかなり終盤
「古き死の怨霊」と「レナラの満月」に至っては、ラスボス撃破の段階でも使うことができなかった
この辺りはver.02では改善されているようで、少しだけ遊んでみたところ、チュートリアルの「接ぎ木の貴公子」でwikiに書いてある通り3200ルーン取得、地上に出てすぐの「ツリーガード」で4000ルーン取得とバニラに近い数値に調整されている模様
ただ個人的には、「そこじゃないんだよな〜…」という感じ
「ELDEN RING」は「Nightreign」のように「コモン」「アンコモン」「レア」「レジェンド」とたった4つの武器レベルで分かれてる訳じゃないのに、それを別ゲーで、しかもキャラのレベルだけで調整・再現しようとしても無理がある
初期レベルやステータスをいじって再現しようとするくらいなら、初期ステは「素寒貧」と同じレベル1、ステータスはオール10スタートで良いので、武器・魔術・祈祷の要求値を「コモン」は10、「アンコモン」は20、「レア」は30、「レジェンド」は40くらいに揃えた方がわかりやすいし、その方がよっぽど「Nightreign」みたいに色んな武器を使いやすくなる気がする
また、変に初期レベル・ステータスをいじってる弊害として、特に序盤は結局ヌルゲーになってしまう
特に『Duchess Moveset』ではなぜか初期武器がめっちゃ強く設定されてるので、序盤から強化も無しで「ケイリッド」のボスたちも蹂躙可能
「Nightreign」でもレベル1の時は本当に弱くて、レベルが1上がるごとに強くなるのを体感しながら進めていくゲームだと思うけど、ここら辺も「Nightreign」のゲーム体験を目指してるなら矛盾してるんだよな〜
初期レベル・初期装備強化無しで「モーゴット」あたりまでは蹂躙できてしまうのはやっぱ何か違うし、「Nightreign」を意識しすぎて逆に本編のゲーム体験を大きく損なってるように感じる
と、気になる点、改善してほしい点はあるものの、別ゲーの好きなキャラの見た目・モーションで好きなゲームをプレイできるのはやはり楽しい
上述のようなゲーム体験にこだわりが無いのであれば、それだけで入れる価値のあるMODだと思う
という訳で、狭間の地に足を踏み入れた「レディ」のムービーシーンをダイジェストでご紹介
スヤァ…
スヤァ…
ここからはおまけパート
「レディ」の強みはなんと言ってもチートレベルの回避性能を持つステップを連打できる「インチキステップ」
これが「ELDEN RING」でどこまで通用するのか、試す相手として「マレニア」以上の適任はいないでしょう
という訳で、「エルデの害獣」撃破で入手した「神の遺剣」で、ホント久々に「しろがね坂」でレベル上げをし、使いたい魔術をすべて使えるよう強化してきました
300万ルーンくらいなら集中してやれば結構すぐ集まるはずだけど、取得ルーンが半分になってるので無駄に時間がかかった…
という訳で、いきましょう
本記事唯一の対戦紹介、「ミケラの刃、マレニア」戦
そうそう、短剣一辺倒じゃなく、こういう魔術を交えた戦いが攻略でもやりたかった…
ちなみに、「マレニア」の「水鳥乱舞」をどれくらい回避できるのか問題
いつもの回避方法を使わず、どれくらい◯ボタン連打の回避のみで対処できるか試してみたところ、初撃の乱舞は見事に喰らいまくった
が、二撃目、三撃目、そして最後のすかしっ屁の乱舞については、いつもみたいに回り込むとかしなくても◯ボタン連打で回避できた
このあたりは、初撃の乱舞だけ他の乱舞と違ってモーションが長い(手数が多い)ので、攻撃時間がステップ回避の無敵時間を上回っているからだと思われる
一方、初撃の乱舞はこちらへの追尾性能もあるが、二撃目以降は元々回り込んだり距離を空けるだけで回避できてしまう
二撃目以降は各乱舞のモーションも短めで、距離を取りやすいので「インチキステップ」なら容易に回避可能
結論、初撃だけきちんと距離を空けて逃げることができれば、後は適当に◯ボタン連打で回避できる
第一形態は乱舞以外に脅威はなく、「インチキステップ」で容易に回避できる攻撃しかないので難なく撃破
さて第二形態
初手は当然「レナラの満月」、当たり前だよなぁ!?
遠近両方のハイブリッドな戦いができるのが「レディ」の強み
さらに、本編では青瓶を使えるのでFP切れの心配も不要
「水鳥乱舞」に続いて、「蝶の幻影」をどれくらい回避できるのか問題
幻影が6回突撃してきた後、最後に本体が突撃してくるアレです
今回wikiで初めてこの技の名前を知ったわ
これも6回の突撃の中で、3回目と4回目が連撃になっているのは知ってるけど、あえて無視して技の出始めからひたすら◯ボタン連打
結果、見事に全弾回避できた
最後の突進だけはちょっと見てから回避してしまったので、技の出始めから最後まですべて適当連打とはちょっと違うかもやけど、少なくとも6回の突撃は適当な◯ボタン連打ですべて回避できた
普通の攻略中も、たまにこの連撃のタイミングをド忘れしてモロ喰らいエルドリッチする時があるけど、◯ボタン連打で回避できるとか最強やん
そう、この「インチキステップ」の力こそ王の器
「マレニア」と戦うのは結構久々だったけど、難なく初戦撃破
やっぱ「レディ」こそ最強にして至高
はっきりわかんだね?
ラスボス撃破+「マレニア」を撃破するまでのプレイ時間は6時間11分でした
今回は色々魔術を集めるために結構寄り道したし、レベル上げのために各地のフィールドボスを倒して回ったり、「しろがね坂」で1時間弱レベル上げをしたけど、それでも6時間ちょっとでのクリア
やっぱり初期状態から強すぎんよ〜
ただ「レディ」でのプレイ、戦闘は快適そのものだったので、「Nightreign」で「レディ」をよく使うって人は楽しい攻略になると思います
以上、お疲れ様でした
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